Impulsive Pedals "Glitter Drive"  Official Demo Movie by 樋口 征宏[Masahiro Higuchi]

樋口 征宏さんによるデモ演奏動画です。


以下、樋口さんによる解説文となります。

t.m.pストラトキャスター→Glitter drive→JC-120

・0:00~00:59
まずはGlitter driveのgainを0に設定しての演奏です。
ギター側はフロントのシングルコイルピックアップ、JCはトレブ

ルスイッチをオンにしていてEQはほぼ全部5の位置。

クリーントーンと呼べる範囲の音ながら、わずかに歪み成分を加える事で倍音を増やし
バンドの中で存在感のある音にする効果を狙ってみました。
ピッキングの強弱で歪み方が細かく変化していることがわかってもらえるかな?と思います。

Glitter driveの特徴である
・ピッキングの強弱で`歪み量``音量の大小`が大きく変化すること
・歪んでも芯の感じられる音色であること

によって和音やアルペジオも塊にならず、良く分離して聴こえています。

・1:00~1:40

フロントのシングルコイルピックアップを使って、ギター側のトーンとボリュームをやや絞って弾いています。
Glitter driveはGainを3時まで上げています。

基本的にブライトな音色のGlitter driveですが、その分ギター側のトーンを使って甘い音色を作っていくと
また違った表情がでて来て面白いと思いました。

・1:40~3:40

リアのハムバッカーピックアップを使っています。
Glitter driveはGainが12時で、ここではSaturationを1時まで上げています。

Saturationを上げたことで飽和感が増して、少し潰れたようなニュアンスが加わっています。
60~70年台のクラッシックロックに合いそうな雰囲気でしょうか。

ちなみにここでは演奏中にギター側のボリュームつまみは1度もいじっていません。
このピッキングだけで
`クリーン~クランチ~オーバードライブとシームレスに変化させることができる`
というところが僕はGlitter driveを弾いていて楽しいところだと感じています。
ギター側のボリュームも合わせて使えばさらに変化をつけることができます。


t.m.pストラトキャスター→Glitter drive→Fender Twin Reverb

・4:18~5:18
ギター側はフロントのシングルコイルピックアップ
Twin ReverbはBrightスイッチをオンにしてEQはほぼ全て5。

Gainは高めの1時に設定してのアルペジオです。
歪ませるとごちゃごちゃになりやすい隣接した音のアルペジオも綺麗に分離して聴こえています。
これもやはりピッキングでいろいろな表情が出せます。

・6:58~8:40
Saturationを0にしたまま、徐々にGainを上げていっています。
最後はGainをフルにしていますがピッキングのタッチによく反応しています。
動画ではしていませんが、例えばライブやセッションであればそのままのセッティングでリードを弾くこともできるでしょう。

演奏・解説

樋口 征宏[Masahiro Higuchi]

ギターマガジン最強プレイヤーズコンテスト2007グランプリ受

賞。
ライブ、レコーディング、講師など活躍。
2012年12月公開の映画「グッモーエビアン!」では楽器指導を担当